2009/05/25

まさかここで

家に帰ると宅配ボックスに荷物が届いていた。
AMAZONからだ!

段ボールを抱え、
部屋に戻ろうとすると
エレベーターを待ってる人がもう一人。
スーツでびしっと決めた男性。

エレベーターはなかなか来ない。

私は待っている間、
AMAZONの箱を開けた。

ビリビリビリっとテープを剥がし、
中身を見てみた。

頼んでいたのは
『夜と霧』、『それでも人生にイエスと言う』、『美肌手帖』
の3冊。

中身を確認したあたりで、
ようやくエレベーターが来た。

マンションのエレベーターに
誰かと一緒に乗るのは
あまりすきではない。

しかも、行先は同じ階だった。

エレベーターが動きだし、
きまじ~。
と思ったその瞬間、

「AMAZONからの箱って、早く開けたく
なっちゃいますよね~。」
って言われる。

「あっ、そうですよね。」
と私。見られてたのね…と。

ますますきまじ~。

「しっかし、まさかここで開けるか~みたいな(笑)
まさか今開けるか~みたいな(笑)」
とさらにテンション高めに突っ込まれる。

はずかしいが、
おかげで密室内の空気はなごんだ。

そうこうしているうちに、6階に到着。
「すいません、じゃ失礼しま~す。」
と言って私が先に降りると、
廊下の角でおじさんの嫁(彼女?)が
どっきりのスタンバイ
をしていたようで、
間違って私がビビる。

そういう昭和なお迎え、やめてよ。

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