2008/12/29

劇団ひとり1200円

年内の仕事が全て終わったので、大掃除を。
いらないものをひたすら捨てまくる。

書庫に眠っていたDVDとCD、漫画を車輪のついたバックに詰めてブックオフへ。
すると、なんと全部で6千円ちょっとになった。

びっくり。
うっかりお年玉。

1番値段が高かったのは、劇団ひとりのDVD『都会のシェイクスピア』で1200円。
『硫黄島からの手紙』や、『父親達の星条旗』は300円だったのに、
ひとりさんたらすごい。このDVD、イマイチどこを笑っていいのか解らなかったのに、1200円。

笑いのリサイクル。

次に高かったのが、GAMEソフト『グランドセフトオートサンアンドレアス』で700円。
もうプレステが家にないから、持ってても仕方ないものなのに、700円も付いちゃった!

捨てなくてよかった。

リサイクルって素敵。

2008/12/26

キャンギャル風


ママンが古着のかわいいコート(COWCOW風)を着ていた。
「かわいいから写真撮らせて」
と言ったら、
「え~やだぁ~」
と言いながら、
ビールのキャンギャル風のポーズを。

2008/12/24

お時間です

発表会の打ち上げがあった。打ち上げでは、毎年生徒達からプレゼントをもらう。はじめはママ達がチョイスしてくれていたが、ここ数年は予算内でリクエストしたものをもらうようになった。今年は迷いに迷って、chloeのサングラスに。

ありがとうございます。
でも、もっと嬉しかったのが、生徒たちからのメッセージと写真が収められたアルバム!お酒を飲むのを中止して、しばらくの間見入ってしまった。

小学1年生から高校1年生までの子どもたちが一生懸命に書いてくれたメッセージ。 リハーサルから本番までの写真。

私がインストラクターを辞めるという話は、ごく親しい人にしか話していなかったのに、噂は広まり、みんなが不安に思っているということだったので、スピーチを。

辞めようと調整して来たのは事実。スタジオのマネージャーとも春から何度も話し合いをしてきた。
引きとめてくださる方達がいる。講師になるチャンスを待っている人がいる。
私の中で何かが引っ掛かっていた。

どうして辞めようと思ったのか、辞めることに迷いがあること。
心の内をそのままみんなに話した。

スピーチの途中、泣いてくれたママたちがいた 。

生徒達がなにやらこそこそ相談して、
「せ~のっ、えりせんせいやめないで~」
と声を合わせて言ってくれた。

涙。
一言では表現できない感情。
自分はどうしてダンスを始めて、今まで続けてきたのかということを最近ずっと考えていた。
表現者としてのダンサーではなく、ダンスを通じて誰かに必要とされたことこそが、その答えだったように思えた。

店員さんが
「お時間です」
と無表情でしつこく言っているので、お開きに。

すると、ひとりの生徒がそろそろと私のところへやって来て、無言で折り紙を渡してくれた。


この子は楽屋で他の子がUNOをしている時、ひとり漢字の書き取りをやるような子。とてもシャイだけど、舞台に立つと、誰よりもいきいきする。

この朝顔の中に、沢山のメッセージが込められている気がした。

冬の帰り道、わたしの心は温かく、沢山のプレゼントを抱えバスに乗った。


みんなありがとう!

2008/12/23

トゥーッス!!

私が1年で1番楽しみにしているTV番組、それはM-1グランプリ。

今年の優勝はNONSTYLE。

う~ん。

そうだよね~って感じ。
確かに漫才としてすごくうまかった。
でも、最終決戦に残った中だと、私はオードリーだったなぁ。

それと、最終決戦は笑い飯、NON STYLE、オードリーの3組で見たかった!

また来年、笑い飯のM-1制覇に期待しよう。

来年のM-1までに、どんなことが起こるかな?
私、31歳。


トゥーッス!!

オードリーのショートアメフトは必見です。

2008/12/22

意外と肩幅ないんだね~

麻布十番のとあるバーでクリスマスパーティーがあった。
マスターとバイトらしい女の子が一人いるだけのこじんまりとしたお店だった。
毎年恒例の仲間内でのパーティーらしく、
参加している人たちはほとんどが同じ会社の同僚。
その中で、私は数少ない部外者。

会場に着くと、女の子たちは幹事がドンキで調達してきたサンタクロースの衣装を着ている。
日中、私にも「サンタの格好する?」というメールが来ていた。

迷わず、着ない。

初めてお会いする人たちの中で、いきなりサンタになる度胸は私にはない。
(そのノリがあったなら、私の人生はまた違うものになっていたと思う)
それよりも、なによりも、この日のために買ったワンピースがが台無しになってしまう。

私の隣に座っていた女の子は、はじめは私服だったが、 上司の

「営業魂を見せろ」

という一言で、あっという間にサンタに変身した。
肩が出ているワンピースタイプの衣装だ。
「営業魂」というのは体育会系である。

着替えた姿を見て、上司は一言、

「意外と肩幅ないんだね~」

と言った。

意表を突かれた。
新しい!
そこなんだ!!

私はその一言にしばらくの間、ひとり思い出し笑いをしていた。

しばらくして、ビンゴ大会が行われた。
同僚でもサンタでもない私が1番にビンゴした。

最後の最後、魅力がない商品が残ってしまったので、
その商品に、現金+年末ジャンボが追加された。

私の連れがビンゴした。

すると上司が、

「俺はこの10年、お前に何を教えてきたんだ」

と言った。

「はい。ビンゴしてませんでした!」

彼のビンゴは帳消しになった。

パーティーの最後に、
参加者の中で初参加、かつ最年長という部長さんが締めの挨拶をする。

「マスター、ママ、今日は本当にありがとう!!メリークリスマス!!」

「ママでは‥」



アウェーでは全く予想がつかないことが起こっている。
それを覗かないのはもったいない。

2008/12/19

くぅぅぅぅぅ

今日はものもらいの経過を診てもらう日。
ほとんど治っているので、もう行かなくてもいいような気もしつつ、イケメン眼科医が来いと言ったので、しっかり行く。
コンタクトはしないようにと言われた2日後からコンタクトを付けていたけれど、外して行く。

「おはようございます。」

「2週間経ちましたけど、どうですか?」

チラ。

やっぱりイケメンだった。
しかも、前回にはなかったひげを生やしている。

ヒゲメン眼科医。

ベビーフェイスにひげ。

くぅぅぅぅぅ。


ものもらいが治る。
二重にはならずに、治る。

2008/12/18

年越しネイル

ネイル変えました。
今回のカラーはかなりツボ!!
ついに見つけちゃった感じ。
この色で年を越すのだね~。
↓うきうき↓

今回のネイル。

ちなみに…

前回のネイル。

前々回のネイル。
変わってないじゃんて言わないで。
あっちゃん、まさこちゃんいつもありがとう☆

2008/12/17

FAIL BLOG

http://failblog.org/

おもろすぎ。

SPA復活


SPAが復活するんだってね!!
わたしこのパーティーが1番すきだったなぁ~。
DJ CHAPS、INOUE & MC KIBO
黄金の組み合わせです。
しかも、BX CAFFEじゃなくて下でやるんだね。
ちょっと行きたい~。

2008/12/16

三つ子の魂百まで

朝日カルチャーセンターでの茂木さんの今年最後の講義。
4回の講義を通じて「すき・きらい、脳とこころを考える」というテーマで講義が行われてきた。最終回は、『A Secure Base』(J.Bowlby)をテキストに進められた。

Bowlbyは幼児期における母子間の愛着関係は幼児の心理発達に欠かせない「a Secure Base」を提供するとの理論を提唱した人で、その理論は何歳になっても当てはまるという。

secure base(安全地帯)があってこそ、exploration(探検、探究)できる。そしてその理論は幼児期に限らず、いくつになっても当てはまるという。

secure baseは、愛着関係、愛情関係だけに限らない。
自分にとっての軸になるものだと思う。
それは仕事かもしれないし、趣味かもしれないし、地位や名誉かもしれない。

自分にとってのsecure baseは何なのか?を考えた。

私は3歳のころに両親が離婚していたから、自然と母に迷惑をかけてはいけない、甘えてはいけないという意識が勝手に芽生えてしまった。(結果として、それが逆に迷惑をかけることになったこともあるが)「三つ子の魂百まで」とはよく言われることだが、私は未だに人に甘えることがどういうことかあまりよくわからない。だから、頑張り屋さん的なイメージがついてまわる。でも本当はとても弱くていつも何かに寄りかかりたくて誰よりも幼稚なのだ。

私が今もずっと追い求めているのは、単純に、幼いころに両親との間に持てなかったsecure baseなのだろうと思う。

2008/12/15

間違いない

隣のマンションのベランダに、ユニオンジャック型の毛布が干してある。
毛布の持ち主はご老人。
よく考えると、とてもパンチのきいた光景だなぁと思う。

星条旗やユニオンジャックが「おしゃれ」に見えてしまうマジックは、いつの時代から始まったのだろう?

安物の雑貨のデザインは、とりあえず星条旗とユニオンジャックが「間違いない」。

例えば、日の丸型の毛布を所有する、特に親日家でもないイギリス人がどのくらいいるだろうか?
日本に対して特別な思い入れもないのに、日の丸をあしらった灰皿を使っているアメリカ人がどのくらいいるだろうか?

さりげなく干してあるユニオンジャック。
夕日に照らされて、物言わぬユニオンジャック。

なんだかちょっと切ない。

お似合いです


いつもお世話になっているネイルサロンコーラルで、ペディキュアをしてもらう。やっぱり自分でケアするのとは違うね。でこぼこしていた爪もつるっつるだし、無いと思っていた小指の爪も顔を出した。どうやら甘皮に埋もれていただけのようだ。
爪はピンクの方がモテると信じているので、もちろん足もピンク系のカラーリング。


マニキュアは乾くのに約1日かかるので、ビーサンを履いて帰る。
コートにビーサン。


そういえば昔、全裸にサングラスというおじさんを見かけたことがあったな。

帰りにビーサンのまま洋服屋を見て回る。
店員さんは私の足元を見て見ぬふり。
いつもより断然話しかけてこない。


やっと話しかけてきた店員さんは、
「び、ビーサンな感じで。お似合いですね。」


…。


店員さんの「お似合いです」は信じちゃいけないということだね。

2008/12/11

Vibes




NOAの発表会が終わった。


今回で最後の発表会になるのだけれど、本番まではそんな実感もなくてばたばたしていたが、最終公演を見終えた瞬間、自然と涙がぽろりと落ちた。

生徒や父母からの「また来年もよろしくお願いします」という言葉に支えられて今までやってきた。生活の中心を会社員として過ごし、パフォーマーとしての一線を退いた私でもなんとかやってこられたのは、発表会が終わった瞬間にいただくこの言葉があったからなのである。

生徒達がかわいくてかわいくて、いつまでもその成長を見守りたいと思う気持ちが抑えられず、一人になって涙がどっとあふれた。

2008/12/08

二重を甘く見るな

ものもらいのせいで、片方の目が二重になった。
「もしかしてこのまま二重になっちゃうかも~」
と喜んでいると、
「絶対ない。二重を甘くみるな。」
とパッチリ二重のじゅんじゅん。
ポッチャリなのにパッチリ。。。
うらやましい。

でも私はひそかに期待しているのだ。

2008/12/05

イケメン

ものもらいが大きくなり、病院を変えてみた。
イケメン眼科医だった。
イケメン眼科医は、コンタクトをしちゃいけないっていう。
とりあえず、イケメンに免じて今日は言うとおりにするよ。

めばちこよ、どうか今日中につぶれてくれ~
明日から最後の発表会の本番なのだよ。

朝一にも関わらず、病院の待合は人でいっぱい。元気そうに見えても、病院にかかる人は沢山いる。
「何もしない人の医療費」うんぬん言っている人だって、いつ病院にかかるか分からなのだ。
それでも、小泉さんみたいにイケメンだったらなんとなく国民は言うことを聞いちゃったりするんだな~。

2008/12/04

あぁぁぁぁ

ものもらいが悪化してついにコンタクトをつけられなくなった。

もう痛くて痛くてコンタクトをつける闘志はなく、したがって化粧もできず、とりあえず午前中はめがねで過ごすことに。



あぁぁぁぁ。




えぇぇぇぇぇっっ!!

2008/12/03

めばちこ

先週ものもらいができたので、眼科に行った。
すると、去年の全く同じ時期にもものもらいで受診していたことがわかった。
もはや冬の風物詩。

目薬と軟膏と抗生剤をもらって、3~4日でいったん治まった。

かしかーし、昨日からまた再発。今度はもうちょい痛い。けど、お化粧しなきゃいけないし、コンタクトをやめて眼鏡にすると、わたしのHP(ヒットポイント)はガタ落ちするのでそれもやめられない。困ったなぁ。

ものもらいには芯のようなものがあって、これを取らないと再発しやすいみたいだけど、瞼を切るというのは怖くてできない。おばあちゃんも、ママも若い時に切ったらしいけど、やっぱりものすごく怖かったと言う。もし、ついでに二重になっちゃうんだったら明日にでもやるけどね~。

ものもらいは関西では「めばちこ」というらしい。そのほかにも地方によって色々な呼び名があるようだけど、正式な名称は「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」。生まれた時から「めばちこ」を違和感なく使ってきたある人が、私とこのものもらいの話をしている時に「もしかして『めばちこ』てつこたらあかん言葉なんかな」と言った。間違いなくそんなことはないと思う。もしかして自分が当たり前のように思っていることが誰かにとっては傷つけるものなのかもと思ってくれたそのやさしさがとても嬉しかった。

http://www.rclub2.rohto.co.jp/clinic/mono/jmap.cgi?ar=all
↑ものもらいMAP↑

2008/12/02

隙がある

彼女ができたことがない。どうしたらいいか? という21歳男子の相談に、
「男は童貞の期間が長いほどいいです。44歳まで童貞だと、魔法使いになれるって言います」
と回答したリリーフランキー。

弓は引いて、引いて、引いて……それから放つべし。
弓を引いている時間こそが文化を構築する。
ということを言いたかったらしい。

私、こういうことをさらりと言う人すきだなぁ。
そして彼はクリエイティブな仕事をしているのに、ゆるーい印象を与えるのがいい。

だいたいクリエイターさんというのは、隙が無い雰囲気なのである。
たとえば佐藤可士和氏。
服装も髪型もオフィスもきちーっとしている。
勝手なイメージだけど、自宅もきちーっとしていそう。

よく「ギャップがあるのがいい」と言うが、それは「隙がある」ということに似ている。むしろこれからはギャップよりも、隙だと思うね。
隙という言葉は実に奥深い。

隙の見せ方を知っているリリーフランキーという男は、私にとってたまらなくセクシーなのである。


2008/12/01

肩が上がらない

金曜日に首の筋を違えて、痛くて痛くてしょうがないけれど、そのまま放っておくしかないと思い、3日が過ぎた。首というより、肩?背中?肩甲骨辺りが痛くて肩が上がらない。なんとなく左手もしびれているような…。頭も痛いような…。最悪の月曜日。

んもぉぉぉぉぉぉぉぉ。

2008/11/28

ひとり言

つい先日10月最後の日の日記をつづったかと思えば、今日は早くも、11月の出社が最後の日。だから例の経理の作業をモーレツにこなす日。そして、待ちに待ったNHK杯!!女子ショートプログラムの日。帰ったらゆっくりテレビで観戦しよう。仕事中に間違ってもニュースや夕刊を見ないようにして耳をふさいで、まっすぐお家に帰ろう。明日のフリーは代々木の体育館に観に行っちゃうからね~。ついにこの時が来た。生真央ちゃん!生仮面舞踏会!!そして、世界初の3アクセルからの2トゥーループの目撃者になるのかっ!!!あぁぁぁ興奮&緊張しすぎて寝れない~と思いきや、最近ローズウッドのオイルを枕元に置いて寝るようにしたら、即寝。毎日即落ち。変な子。

2008/11/27

アソーおぼっちゃまの暴走

「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」

「医師は社会的常識がかなり欠落している人が多い」

「(学生時代は元気だったが)よぼよぼしている、医者にやたらにかかっている者がいる」

こんな発言をする人が首相になっているなんておかしいでしょう。
恥ずかしい。 というか、怖い。 おぼっちゃまの暴走。
実に自己中心的でバランスの悪い人だなぁと思う。


「たらたら飲んで、食べて、何もしないうえに社会的常識のないよぼよぼした官僚の分の金(税金)を何で私が払うんだ」
ってこっちが言うよ~。


人間は血液が循環して生きているように、地球も水が循環することで生命を保っているとタビンチは考えた。

流れが滞ったところは腐敗する。
体制を変えなければ腐敗は進む一方なのである。

変ってますから


ネイルサロンに通うようになってから、日々の楽しみが増えた。ネイルのデザインを考えること、ネイリストのあっちゃんとまさこちゃんとおしゃべりすること、爪がきれいになったときのわくわく。
自分と誰かの「共同作業」によって、自分だけでは想像できないことが起こるのが楽しいのだ。

本日のネイル

前回のネイル




変わってないじゃんて言わないで。


2008/11/25

お仕事です

けやき坂の方から六本木ヒルズに向うと、テレ朝の前の広場でなにやらイベントをやっている。

連休らしい光景にちょっぴりうきうきしかけた次の瞬間、私は見てはいけないものを見てしまった。




あぁぁぁっ。
あれは!!!
頭を抱えて小さくしゃがんでいるのは…まさか!!!




あぁぁぁぁっ。ウルトラメーン。
はっ、こっちに気づいてもうた。
このあと、大歓声に包まれてセリが上がり、
びしっと仁王立ちを決めた後
ステージへと降りたって行ったのだった。


お疲れ様メーン。

2008/11/21

けつめど

今日は約1か月ぶりに茂木さんのクラスに行く日。椎名誠さんとの対談らしいので、楽しみだ。
椎名誠さんと言えば、中学生の時に『白い手』という小説を読んだっけ。あんまり内容は覚えていないけれど、「けつめど」っていう単語が出てきたことだけはキョーレツに覚えている。

その時担任の山下先生は国語が専門だった。わたしが先生に「けつめど」という言葉が出てきたと言うと、それが気になって仕方ない私に、先生はウケていた。なんでか知らないけど、ものすごくツボにはまったようだった。

山下先生とは仲が良かったから、その分よくけんかをした。
先生は今何をしているんだろう。会いたいなぁ。

さて。1か月前は何をしていたかな~と朝のバスの中で考えた。毎日同じような日々を過ごしているようにみえても、やはり「今日」に対してはみな初心者なのであって、全く同じ日は二度と来ない。そしてそれなりに状況は変化しているのだと気づく。

2008/11/19

続ける

ふと我に返ったら、机の上がありえないほどちらかっていたので、写真を撮る。
ここ2週間くらい一つのことを考えていた。どうしよう、どうしよう、どうしたらいいんだろう…何も思い浮かばないや~っていう日々を10日も続けたら、突如アイディアがぶわーっと出てきて、それらを書き留め終えたら、机だけでなく、周辺もえらいことになっていることに気がついた。考えていながら、意識を失っていたような感覚。                                                            
何事も「続ける」ことが大事だと思う今日この頃。

2008/11/18

恋の賞味期限?

細胞増殖因子について色々と調べていると、面白い研究を発見。

NGF(神経細胞増殖因子)に関する興味あるイタリアの研究者の報告として、新しい恋人を見つけた58人のカップルの血中NGFレベルを測定したところ、恋人のいない人、長い間恋愛関係にあるカップルに比べて明らかに高かったとのことである※2
しかし、同じカップルを対象にした1年後の調査では、同じ相手が恋人である場合には血中NGFレベルは既に恋人がいない人たちのレベルに下がっていたと報告されている。
※2 Emanuele E. et al. : Psychoneuroendocrino-logyonline, 10 Nov. doi

つまり、この報告が正しければ、恋の情熱は普通1年以上続かないことを客観的に示したデータであるといえよう。

って、まじで~。
科学的にこんなことがわかっちゃっていいの~??

この研究から読み取れる可能性として、もうひとつ面白いのは、恋愛と認知症との関係について。
NGFが作用すると考えられるヒトの脳の部位と、アルツハイマー病で顕著に脱落している脳の部位とが一致していることからアルツハイマー病の発症にNGFが関与しているのではないかという理論がある。
つまり、常に恋をしている人は、認知症になりにくいのでは?ということも言えるわけだ。
認知症になる原因は複雑だから一概には判断してはいけないけれど、とにかく、恋愛は脳に刺激を与えるということだね!

2008/11/16

わーわーからの集中力

こどもには、「ちょっと待ってて」が通じない。みんなが一斉にわーわー質問を投げてくる。「しーっ、静かに!」という注意も、3分ともたない。そんなわけで、リハーサルの時期は、自分が3人いたらといつも思う。



でも、わーわー言う時期もきっとほんの一瞬なんだろうな。




音が始まると、すっとダンスモードになってくれるから不思議。
わーわーにも、無駄話にも、ダンスにも、こども達は全てに全力なのだ。


2008/11/15

待つということ


待ち合わせまで時間が合ったので、銀座のH&Mを覗いて見る。行列はできていないけれど、すいすい吸い込まれるように人が店に流れていく。私も流れに乗って店内へ入ってみる。すいすい吸い込まれた人たちが、水槽の中の魚が藻にまとわりつくようにように洋服の周りをぐるぐるしている。レディースのメインフロアは2階と3階のようで、1階の階段から、流れは上のフロアーへ続いている。1階を見る限り、欲しいものがなかったし、皆何かにあおられて必死に洋服を手に取る姿を見て、私は戦意を喪失した。待ち合わせの時間はまだだったけれど、さっさと外へ出た。

22歳頃にN.YでH&Mを見つけたときは、狂ったように買い物をした。「こんなお店があるなんて!!」と心が躍った。そんな私にとって、待ちに待ったH&M日本進出だったが、あの時の感覚が目覚めることはなく…。ちょっと残念。

8年越しのわくわくは、一瞬で冷めたが、数分後に待つわくわくに期待を膨らませて、店を後にした。

何かを待つということは、その間にある想像や、期待に胸を躍らせることに意味があるのかもしれない。

2008/11/14

1万2千円。

特別給付金というものがもらえるとかもらえないとか。

18歳未満は2万円、65歳以上も2万円。
その他は1万2千円。

大学生の方が小学生よりお金がかかると思うけどね。
でも、1万2千円。

給食費を故意に払っていない人も、

病気の人も、働けない人も、

1万2千円もしくは2万円。

http://sou-chan.net/

年齢で線を引くって安易だよね。

私は30歳独身だから、1万2千円。今時、アトレポイントを真面目に1年ためれば1万2千円くらい還元されるよ。結局このお金は税金から支払われるわけで、そんなんだったらこの前ボーナスから差し引かれた多額の税金を返して欲しい。それに、給付するにあたって、様々な経費、人件費が発生するわけで、それもまた税金でなんとかなるのかと思うと毎度何のために税金を支払っているんだかわからなくなるね。払った金額と同等の待遇を受けているという実感があれば別だけど。ホスピタリティが足りん。ホスピタリティの精神は、なにも観光産業だけのものではない。人と人の間には常にホスピタリティの精神が必要だと思う。

特別給付金に使われる総額は2兆円。ビルゲイツはその3倍の資産を持っているというんだから、お金そのものがなんだかよくわからくなる。とりあえず、ビルゲイツおじさんは、日本国民全員に、おこずかいをあげられるということだね。

この給付金、麻生さんのポケットマネーで支払われたら、見直しちゃうけどね。



2008/11/12

人に歴史あり









プレゼントのトリートメントを興味深げに見つめるマミー。

母を誘ってスタバに行く。外でお茶をすると、家の中でコーヒーを飲みながらではしないようなトークになるから不思議。親子というよりは、女の子同士になる。

母のモテ武勇伝。

20歳のころ、車のショールームで働いていた母に、ファンレターやらプレゼントが山ほど届いた。そして、上司から、車を買ってくれるお客さんと付き合いなさいというとんでもない命令があったので、一人の男性と付き合うことに。するとその男性が即刻結婚を申し込んで来たので、「いや、実は、上司に頼まれて…」と打ち明けたら、往復ビンタをくらったらしい。そして、その男はその場で号泣したんだとか。

ぶったまげ。

人に歴史あり。









プレゼントのもこもこソックスに喜ぶマミー。


本日の母の名言。
「おだやかで、やさしい人が一番よ」
「頭の尖っている男ははげるのよ。」

どっひゃ~。
これぞ、ガールズトーク。

2008/11/07

モテないけどね。

いつもお世話になっている恵比寿にあるネイルサロンCORALへ。私のネイルモットーは、なるべく目立たないこと。「控え目なのに、よく見たらあれっ!っていうやつにして」といつもお願いする。今日は逆フレンチの2色使い。ラメでラインを引いたりもしない。


出来上がってから、
「やばいね~。これはモテちゃうやつだね~。」
と言ったら、
「モテないけどね。」
とサロンの中にいる全員が声を揃えて言う。
爪にかかる金額とモテ度は比例しないらしい。


E.Tっぽい。。



そうなんだ…。


でも、間違いなく、CHANGEの先にはわくわくがある。

2008/11/06

Change has come to America

Young and old, rich and poor, Democrat and Republican, black, white, Hispanic, Asian, Native American, gay, straight, disabled and not disabled, Americans have sent a message to the world that we have never been just a collection of red states and blue states. We have been and always will be the United States of America. It’s been a long time coming, but tonight, because of what we did on this day, in this election, at this defining moment, change has come to America.

第44代アメリカ合衆国大統領バラック・オバマのスピーチ。
かっこいいね。
オバマの演説は人を惹きつける。

日本の政治は国民の手の届かないところにある。「政界」と「現場」の距離が離れ過ぎている。「政界」には、「記憶にございません」、「撤回する」という必殺手形があって、貧困もなく、痛みもなく、なにかあったら、そのツケをこちら「現場」に回してしまえばいい。

日本に「CANGE」がやってくるのはいつのことだろう。

今日は私の、ネイルチェンジデイ。
うきうき。

2008/11/03

防具を付けたら2割増

とあるご縁で、横浜スタジアムまで、アメフトの試合を観に行くことに。 初めてのアメフト観戦。応援したいチームがどちらかもわからず、 スタッフらしき人に「IBMは何色ですか?」と聞く始末。

スポーツは好きな方だが、アメフトに関しては全くルールがわからない。ビールを飲んでいたら、いつのまにか得点が増えているし、やけに選手が入れ替わる。謎だらけ。
後ろの席の小学生がパンフレットを片手に「うゎー。135kgの人いるー。」 と言っている。さっき、スタジアムに向かう電車の中で選手のプロフィールを見ながら、私達がした会話と同じだ。30代女子が、小学生と同じ目線か、それ以下で試合を観ている。それでも、始めは「寒かったらさっさと中華街に行こう」という予定だったが、最後まで観戦した。最後の最後までルールはつかめなかったけれど、スポーツは楽しい。そして、スポーツマンはかっこいい。

帰りにほかほかの肉まんを目指して中華街へ。
途中、想い出作りにと、手相占いをしてもらう。
私の結婚線を見て、鼻毛の伸びた占い師のおじさんは「今がチャンス」的なことを言う。運命の人と既に出会っていると言うのだ。「まじかよ~。誰?誰なのっ?」と思ったところで、追加料金の易学を進めてくる。そこは賢き30代女子。ぴしゃりと断って再び肉まんを目指す。

一緒に行ったハルちゃんが、甘栗を無理やり2100円分買わされた。さすがは中華街。商売の仕方も中国式である。ハルちゃんと一緒に行ったNYで、強引に指圧を受けさせられそうになったことを思い出した。「5ダーラー!5ダーラー!!」と言われて中国人に無理やり押さえつけられる私を、ハルちゃんはチョップで助けてくれた。あれは、商売というより、拉致に近かった。
今回の栗事件については、私は無力だった。。
ハルちゃんは別れ際に大量の栗をお裾分けしてくれた。


結婚したい年齢になって、女子の中で話に出るのは、「いい男の条件」。私達は勝手に男の人を査定しているけれど、今の私にそんな資格はあるのかと思った。
男性が思う「いい女の条件」とは、なんだろうと考えながら、甘栗を食べきった。


http://www.bigblue-football.com/

2008/11/01

10月最後の日

月末月初は肩こりのピーク。

入金確認・出金で銀行へ。請求締めに、入金のお礼状書き、月の仕入と売上を集計し、社長に報告。その間にも発注やら荷物の出荷やら電話やら掃除やらあたふたしたまま、税理士との打ち合わせ。税理士サンはいつもどこどこの会社が潰れたという話をしてくる。今日はびっくり寿司が潰れたとの情報が飛び出して、文字通りびっくり。そういえば、びっくり寿司へは、まぐろ好きの彼氏と別れてから、私もめっきり行かなくなった。彼はいつも、「日本中のまぐろはこいつが食っている」という冗談を言われていたが、本当にそうだったのかもしれない…なんて思いつつ。

続けて化粧品製造メーカーとの打ち合わせ。抗ヒスタミン効果のある原料のお話を聞く。それと、最近気になっていた洗顔料の原料について質問してみた。それは、洗顔料にどこまで有効成分を入れる必要があるかと言うことだ。というのも、最近やたら美白成分とかコラーゲンとかを贅沢に配合しましたといって売られている洗顔料があるが、洗顔料が肌に浸透するわけがなく、水道ですすいでしまえば全部流れ落ちるのでは?と疑問に思っていたからだ。やはり、洗顔料に有効成分を配合する意味はあまりないということだった。ただ、肌が荒れて、角質が薄くなってしまっているような場合は、それに触れる成分として、なるべく肌やさしい成分や、抗炎症成分を配合する必要はあるということらしい。納得!

仕事が終わって、大好きなアトレへ。
アフタヌーンティに行くと、TKOの木下さんが「あっ、みよちゃんやぁ~」の時と同じ顔で長い間かわいい商品をじっと見つめている。すんごい迷っている。私が本屋へ行って、アフタヌーンティーに戻っても、まだ迷っている。店内99%女子の中で、1人、迷っている。かわいい。

ZARAで久しぶりに洋服を買う。
グレーのパンツを試着した後、黒もあることに気が付いたので、一応迷ってみていると、すかさずメンズの店員さんが話し掛けてきた。
「ご試着できますよ」
(…したよ)「はい。どっちにしようかなと思って。」
「僕は黒の方がおすすめですね。やはり、合わせやすいですからね。お持ちのトップスは何色が多いですか?」
「黒か白ですね~。」
「う~ん。ですと、やはり、黒…ですかね…。」
(えっ、ザラ男本気?普通グレーじゃない?)「ありがとうございます。」
一瞬の迷いを捨て、グレーを持ってレジへ。
店員さんはなんだか気まずそうな顔。

他者との関わることで、自分をつくりあげる。
だから、いいんだよ、ザラ男。

2008/10/28

女の幸せとか言ってるようじゃ

プロフェッショナル仕事の流儀。
今日の放送は、人工心臓の開発の第一人者、野尻知里さんのお話。
京都大学を卒業後、心臓外科医として働いてた彼女は、ある時医療の限界を痛感。39歳の時に人工心臓の開発に携わることとなる。そして、長い年月を費やしてようやく、今日心臓病大国アメリカでの臨床試験が始まった。

「野尻さんにとって、プロフェッショナルとは?」という問いに彼女はこう答えている。
「まず大事なのは、何にパッションを覚えるかを探すこと。それを見つけたら、もうしつこく粘り強くあきらめずやりつづけること。障害があったらそれをスプリングボードにすることだと思います。」

強し。
プロフェッショナルに、男だの女だの関係ない。

私は30歳にして、若干の迷いの時期にある。それは、私がいわゆる結婚適齢期という周辺にあって、「女の幸せ」は何かということを考えるようになってしまったからである。

ごく小さな会社だから、会社員を始めて2年で、社長の次に偉くなってしまった。といっても、社長・私・部下ひとり。3人しかいないから、社内においては立場も何も、あってないようなものだが、常務取締役という肩書きがある以上、取引先の方からは「常務」と呼ばれるし、「常務の対応」が求められる。今の自分と、常務との間に距離がありすぎて、ストレスがハンパない。常識ではありえない立場を経験し、それ相応に向かっていくことは大変にありがたく、恵まれた環境ではあるが、一方で、与えられた沢山の仕事を順番にこなしていく方が楽だな~とも思う。そこに絡んでくるのが「女の幸せ」とは何かということなのである。もしかしたら、それとこれとは別々に考えるものではないのかも知れないけれど。

ビジネスマン根性を叩き込まれる毎日にあると、おのずと経営に興味が湧いてくる。こういうことで社会に貢献してみたい!という漠然とした夢を持ちつつも、でもそれではなんだか自分が鉄の鎧を着たかわいくない女であるような気がして、常に勝手に葛藤する日々。

ツヨイ女は近寄りがたい。
つまりモテない。
という謎の自論を持っていたからだろう。
要するに、自分が他人にとってどう見えるのかが気になっているということなのだ。


今日、プチ失恋をした。


どちらにしろ、モテないということである。


野尻さんに、「中途半端にやってないで、興味があることは興味があるうちにとことん突き詰めろ!」と言われているような気がして、テレビの前でひとり恥ずかしかった。

空の青さを見つめていると


『空の青さを見つめていると』


空の青さを見つめていると
私に帰るところがあるような気がする
だが雲を通ってきた明るさは
もはや空へは帰ってゆかない

陽は絶えず豪華に捨てている
夜になっても私たちは拾うのに忙しい
人はすべていやしい生まれなので
樹のように豊かに休むことがない

窓があふれたものを切り取っている
私は宇宙以外の部屋を欲しない 
そのため私は人と不和になる

在ることは空間や時間を傷つけることだ
そして痛みがむしろ私を責める 
私が去れば私の健康が戻ってくるだろう


今日は雲ひとつない青空だ。
ふと、谷川俊太郎の詩『空の青さを見つめていると』を思い出した。

青空の先に、宇宙が透けて見えるような気がした。
昔バイト先で谷川俊太郎の本を貸してくれたあの子はどうしているかな。と、思ってみたり。



2008/10/27

無難だね。


30代にもなると、合コンで出会う相手が痛風だったりする。

相手が関西人で、
「好きなお笑い芸人を3つ挙げてみて。それであなたのセンスが解るわ。」
と言われ、
「笑飯。」
と答えると、
「無難だね。」
と真顔で言われたりする。

もしだよ、もし私が逆の立場だったら、「どうして?」とか、「どのネタがすきなの?」とか色々と聞いてみる。その話の中で、何か相手の素顔が見えてくるかもしれないじゃん。
そもそも、「無難だね。」というのは、何の基準値に則して判断が下されたのだろうか?もしあの時私が「小藪千豊。」と答えていれば、どんなジャッジだったのだろうか?話は広がった?私の「ポイント」が上がった?誰に何と言われようと、私は笑飯があのスタイルでM-1を制覇することを願っているのだ!

私に「無難な女」と判断を下したその瞬間に、私だって「その程度の男」という判断を下していたのである。

「出会い」とは奇跡である。それを求めるならば、偶然を待つだけではなく、自分自身の、他者やものを受け入れようとするスタンス(受容態勢)が必要だと思う。

相手を受け入れようとする、私の準備が足りなかったのだろうか?それとも、高望をし過ぎているのだろうか?慎重になり過ぎているのだろうか?

奇跡に巡り合うには、程遠いような気がした。


2008/10/25

脳とこころを考える②

「脳とこころを考える」という講座の第二回。
仕事を18時10分に切り上げて、恵比寿駅までダッシュ。
新宿に着いたのが18時25分。
あと5分で始まる。
さらにダッシュダッシュ!!

教室に着いた時には18時35分を回っていたが、まだ茂木さんは入ってきていなかった。
よかった~。けど、のどがカラッカラ。2時間もつかしら。
席に着こうとしたら、座ろうとした後ろの席の奥様が、何かぐじぐじ言ってる。「そこ座ったらみえな~い」的な雰囲気。「えっ?」と言って振り返ったら、「いやいや別に」みたいな雰囲気。

茂木さんが、人の心の不定に触れることこそが生の実感を与える、という話をする。
theory of mind(心の理論)=不良設定問題。
「他人と関わって、偶有性(contingency)に触れたときにこそ、人は生きることを実感する。」と茂木さんはおっしゃった。日々感じる不安、それはまさに生きているという実感。その不安は他人との関わりがあってこそ初めて生まれる。と解釈したけれど。合っているのかな~。
参考として、小津安二郎監督の『東京物語』を観る。

クラスが終わって、私の中で、前回のレクチャーからずっと引きずっていたことについて質問をしようとしたが、小心者ッぷりをいかんなく発揮して、できなかった。質問は、一目ぼれの原理について。扁桃体が大脳新皮質より先に無意識に反応した時に、一目ぼれが起きるらしいのだが、じゃあどうして、その無意識の反応は起きるのか?ということだ。

私はいつもこうしてタイミングを逃す。

住友生命ビルから新宿駅まで、動く歩道というのがあって、(その歩道は動いていないのだけれど)それに沿って屋根の付いた道が続いている。
クラスの帰り道、この道を歩く時は、なぜか決まって、自分だけスローモーションの世界に入ってしまったような錯覚に陥る。道行く人はみな私をどんどん追い越していって、騒がしい夜の新宿の騒音も聞こえているような聞こえていないような。移動中は必ず使うipodの音楽もいらない。今日のレクチャーのことを色々噛み砕いているような、いないような。ボーっとしているようで、とても複雑なことを考えているような、いないような。と思えば、突然「あ、ニットカーディガンが欲しいな」とか思ってみたり、「ここのコージーコーナーでケーキ買って帰ろうかな~。でも渋谷でも買えるな~。ってこれ、前回も思ったな~。」とか思ってみたり。

その「放心状態」は、渋谷駅からバスに乗り換えるころに少しずつとけてきて、バスの中でようやくipodのイヤホンをはめる。それでもまだ、音楽を聴いているようで、聴こえていないような。そんな感覚は続くのだ。この状態からさめていく感覚は、なんていうんだろう。一晩中、むくみ防止の圧着ソックスを履いて寝て、朝脱いだ時に徐々に素足の感覚を取り戻していくような。熱が下がって、頭がすっきりしていくような。

この感じは一体何なんだろう。
とにかく、それが快感であることは間違いないのだが。

2008/10/24

SATCから学ぶアンチエイジング

寂しい秋の夜長。毎晩SATCを1話観てから眠るのが日課と化している。他のDVDでもいいのだが、海外ドラマは1話が短くて、さらにSATCの場合は、1つのエピソードの終りが「やべー次の話チョー気になるぅ」という感じでは終わらないから、睡眠導入剤としてもってこい。

昨日観たのは、シーズン4のDefining Momentsというエピソード。ビックとおかしな友人関係に戻ったキャリーは、ビックと訪れたジャズレストランでミュージシャンのレイと出会う。お互いに惹かれあって、デートの約束をする。しかし、ビックは当然それが面白くない。


「あんな男のどこがいい?口臭がひどい男だ。」



と言って、キャリーとの中を壊そうとする。

このビックの発言、単にレイを馬鹿にしているかのように思えるが、実はかなり医学的根拠(知見)に基づいた話だったのである。

活性酸素研究の第一人者である、京都府立医科大学大学院の吉川敏一教授の最新の著書、『アンチエイジング教室』が今日Amazonから届いた。その本の中にこんな見出しがあった。

「口臭のある男とのキスはNG」

え~ちょっとまって!これビックの言葉とリンクするじゃん。と思って、いそいそとページをめくると、こう書いてある。

抗加齢医学の立場からすると、口の中の若さをいかに維持するか、も非常に重要なことなのです。
―中略―
虫歯があったり、歯周病だったり、唾液が少なかったり…と、口の中の健康は口臭の原因にもなります。口臭を気にして、口臭予防や消臭のスプレーやサプリメントを使うのは木を見て森を見ず。キスをする前にそういったものを使うのも姑息です。そんな事をする前に、まず、歯医者に行って口臭をなくしなさいと私は言いたい。
-中略-
口臭をスプレーで消してごまかすなど時代遅れもいいところ。もしあなたが独身なら、私は声を大にして言いましょう。

『口臭のあるような男と付き合っちゃいかんよ。』


さっすが。さっすがビック。いろいろと解っていらっしゃる。

あ~、キスしてぇ。
私のMr.BIGはいずこに~。

2008/10/23

最近のオモロー

最近の私の興味のベクトルはもっぱら脳と皮膚に向けられている。

「ビタミンC誘導体」というのは、通常壊れやすく、不安定なビタミンCに、リン酸やパルミチン酸などと合成することによって安定化させたもの。これによって、酸化しやすいビタミンCを化粧品に配合することができるようになったのである。効果はというと、ニキビやニキビ跡、美白(シミの予防)などに効果があるといわれている。つまり抗酸化作用があるということだ。 (酸化=老化)
一般に市販されている製品はもちろんのこと、多くの皮膚科やクリニックが開発した化粧品にも多く採用されている。

しかし、この「ビタミンC誘導体」、生のビタミンCに比べて活性が劣るため、ビタミンCの効果を化粧品レベルで実感するには、ビタミンCをビタミンCのままメラノサイトまで届ける必要があるのでは…と考えた会社がある。そして開発された成分が「ビタミンC生命体」である。
「ビタミンC生命体」は、ビタミンCのまま、真皮にまで浸透し、効果を発揮するという。

親和性の高いリポソーム構造の中にビタミンCを配合したということだろうか。。。?
真皮にまで成分が届くかどうかはおいといて、試してみる価値はあるかも。

抗酸化成分というのは、それ自体が酸化しやすい性質であるため、安定させ、化粧品やサプリメントに配合させるのは難しい。
例えば、富士フィルムが開発したアスタリフトは何が画期的かというと、「アスタキサンチン」という抗酸化成分を、独自の技術によって開発した、ナノコラーゲンの膜の中に閉じ込めて、安定化させたことにある。
その他、抗酸化成分を生体内で有効利用するものとして注目すべき技術は、「シクロデキストリン」に包摂する方法。市場で人気のあるアスタキサンチン、COQ10、α-リポ酸などをサプリメントで摂取する場合、原材料に「環状オリゴ糖」が入っている方がより効果があるといえる。

抗酸化成分配合の化粧品、サプリメントの効果を得たい時、無駄なお金を使いたくない場合には、ただ配合されているかどうかではなく、どのようなかたちで配合されているか、またその配合量にまで注目する必要がある。


私には、あまり効果の期待できない商品がバカ売れする現状を変えることができるのだろうか。
本当にいいものが、派手に広告を打てる一流企業の製品に負けない市場をつくることができるだろうか。



ある意味、「気休めの効能」というのも脳科学的には注目したい点ではあるが。

2008/10/22

雑種であれ!


最近の贅沢は帰り道の1人ビール。
自らビールを注文して、しかも1人で飲む日が来るなんてね。
オトナなったのかしら。
ビールを飲みながら、発表会の衣装について考えた。
現在私は、会社員とダンス講師を仕事にしている。
といっても、その割合は9対1で、メインは会社員の方。
しかし不思議なことに、会社に入って、ダンサーとして人前でパフォーマンスをすることを辞めてから、教えるコツが「わかった」という瞬間があった。そして生徒が一気に増えた。それは、あれだけダンス中心にやって来た生活はなんだったんだろうと思うような体験だった。だから、ますます面白くなって、ダンス講師を辞められずに今日まできた。
最近読んだ茂木さんの本にこんな一説があった。
『一つのカルチャーしか知らない人は弱いです。たとえば、自分が所属している組織の文化しか知らない人というのでは、どうも頼りなく、心細い。』
超なるほど。
いわゆる「仕事ができる」人になる為には、「雑菌性」、「雑種性」を身につける。つまり、様々な文化や未知の世界に触れて、人間としての「総合力」を強化しなければならないというのだ。
これを読んだときの「なるほど度」、略して「なるほ度」はハンパじゃなかった。
まとめて「超なるほ度」。
もういいか。
ダンス講師は会社での自分に、会社の仕事はダンス講師としての自分にプラスになったのだと思った。だから、はじめは自分がもうクラブやステージに立たないことに引け目を感じてスタジオに行っていたけれど、今は堂々とした気持ちで行っている。
「異質なものとの出会い」
これは、高校の時、現代文の教科書に出てきた言葉で、私のすきな言葉だが、まさに、人生とは異質なものとの出会いの連続なのだということを、茂木さんの本を読んで改めて痛感した。




2008/10/21

パーポー

完全に間違えた。
ごはんを作って、さぁ食べよう♪
と思ったら…
見事に全てが紫色だった…。
全部茶色っていうのはまぁよくあることだけど。



あれれ。画像が逆さだよ。

十六穀米、なす、さつまいも、そしてお箸までも。
パーポー。オールシングスアーパーポー。
どんだけ体がアントシアニンを欲していたんだろうか。
しかも、お昼もなすの肉詰めを食べたんだった…。



今日は疲れた~。

暴走しているのはどっち…?

蒟蒻ゼリーで有名なマンナンライフが、消費者庁の指導を受け、 蒟蒻ゼリーの製造を中止した。理由は幼児がゼリーをのどに詰まらせる死亡事故が起こったことにある。

国は、この事故の責任はメーカーにあると判断したわけだが、果たしてそうだろうか?

メーカーはお年寄りや乳幼児に食べさせないように、パッケージに 注意喚起を行っていたし、形状も以前より小さくして販売していた。
それでも食べさせてしまった親に責任はないのだろうか?
何でもかんでもメーカーの責任にするのは消費者を守ることとではない。
お餅をのどに詰まらせて死亡する事故は多く発生しているし、
それ以外の食べ物や、食べ物以外のものの誤飲による事故は起きている。
なぜ、マンナンライフだけが槍玉に挙げられなければならないのか。
消費者を守るための機関ならば、まず、汚染米の流通問題や、中国産の 食品による健康被害・不安をなくすことの方が先決だろう。

商品のパッケージは注意喚起で埋め尽くされているし、また、街を歩けば注意書きに囲まれていることに気づく。
バスの中では、
「止まってから席をお立ちください」
「危ないですから吊皮や手すりにおつかまりください」
「車内に空き缶や紙くずを捨てないでください」
というアナウンスが繰り返される。
まるで幼稚園バスのよう。

What a beautiful country it is!
まさに「美しい国日本」だね!!

行きすきた規制は産業を小さくする。
我々は消費者であると同時に、事業者、又はその社員でもある。
その両方の立場を考えれば、一方的にメーカーの責任と決めつけることはできないと思うのだが。


参考:消費者庁のHPより抜粋
米国連邦取引委員会(FTC)の建物には写真(上)のようなアールデコの暴れ馬を男性が制する像がある。馬は自由市場を現し、男性は国家を象徴している。市場は放任しておいては暴走し、強者の無謀を許し、弱者の自由を奪う。そこで、国家には公正な市場確保のための規制をする権利と義務がある。自由主義を自由放任主義と混同してはならない。消費者庁の実現こそ、消費者、事業者ともに潤う健全な市場形成に貢献する。

2008/10/18

北浦和のマック


昨日、とある用事で北浦和まで出かけた。
赤羽から京浜東北線に乗り換えて、さらに十数分。
この日は朝から予定がいっぱいでまともに食事をしていなかったから、お腹がペコペコで、車内のモニターで流れる「マックリブ」のCMを見ていて、どうしようもなくマックリブが食べたくなった。

用事が済んでからすぐに駅前のマックに入った。
念願のマックリブ!
今年2回目のマックリブ!!

一口ほおばって、
やはり、マックはビックマックが1番おいしいなぁ…
ビックマックにすればよかったなぁ…と、思った。
そして、前回食べた時にもそう思ったことを思い出した。

ここのマックは、勉強をする高校生が多くいた。みんな、「100円マック」のドリンクを1つだけオーダーして、それを傍らに自習している姿は、とてもかわいい。
渋谷のマックは若者たちの話し声で、同じテーブルの会話も聞こえないほど騒がしいのだが、ここのマックは違う。同じマックでも、色んな色があるもんだなぁ…と思っていると、新たな男子学生がまた一人、勉強道具を抱えてやって来た。大体が100円のドリンクをオーダーしている中、彼のチョイスは「ホットアップルパイ」1つ。しかも水ももらっていない。

私の飲みかけのコーラをあげたくなった。
いや、むしろ、コーラをおごってあげたいくらいだった。
だってさすがに、アップルパイのみってのはきついでしょ~。
お小遣いが少ないけど、小腹も減ってたんだろうな~。
かわいいなぁ。

彼は、そんな私の勝手な心配をよそにさっさとアップルパイをたいらげ、数学の教科書を広げた。