2008/10/27

無難だね。


30代にもなると、合コンで出会う相手が痛風だったりする。

相手が関西人で、
「好きなお笑い芸人を3つ挙げてみて。それであなたのセンスが解るわ。」
と言われ、
「笑飯。」
と答えると、
「無難だね。」
と真顔で言われたりする。

もしだよ、もし私が逆の立場だったら、「どうして?」とか、「どのネタがすきなの?」とか色々と聞いてみる。その話の中で、何か相手の素顔が見えてくるかもしれないじゃん。
そもそも、「無難だね。」というのは、何の基準値に則して判断が下されたのだろうか?もしあの時私が「小藪千豊。」と答えていれば、どんなジャッジだったのだろうか?話は広がった?私の「ポイント」が上がった?誰に何と言われようと、私は笑飯があのスタイルでM-1を制覇することを願っているのだ!

私に「無難な女」と判断を下したその瞬間に、私だって「その程度の男」という判断を下していたのである。

「出会い」とは奇跡である。それを求めるならば、偶然を待つだけではなく、自分自身の、他者やものを受け入れようとするスタンス(受容態勢)が必要だと思う。

相手を受け入れようとする、私の準備が足りなかったのだろうか?それとも、高望をし過ぎているのだろうか?慎重になり過ぎているのだろうか?

奇跡に巡り合うには、程遠いような気がした。


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