2008/10/22

雑種であれ!


最近の贅沢は帰り道の1人ビール。
自らビールを注文して、しかも1人で飲む日が来るなんてね。
オトナなったのかしら。
ビールを飲みながら、発表会の衣装について考えた。
現在私は、会社員とダンス講師を仕事にしている。
といっても、その割合は9対1で、メインは会社員の方。
しかし不思議なことに、会社に入って、ダンサーとして人前でパフォーマンスをすることを辞めてから、教えるコツが「わかった」という瞬間があった。そして生徒が一気に増えた。それは、あれだけダンス中心にやって来た生活はなんだったんだろうと思うような体験だった。だから、ますます面白くなって、ダンス講師を辞められずに今日まできた。
最近読んだ茂木さんの本にこんな一説があった。
『一つのカルチャーしか知らない人は弱いです。たとえば、自分が所属している組織の文化しか知らない人というのでは、どうも頼りなく、心細い。』
超なるほど。
いわゆる「仕事ができる」人になる為には、「雑菌性」、「雑種性」を身につける。つまり、様々な文化や未知の世界に触れて、人間としての「総合力」を強化しなければならないというのだ。
これを読んだときの「なるほど度」、略して「なるほ度」はハンパじゃなかった。
まとめて「超なるほ度」。
もういいか。
ダンス講師は会社での自分に、会社の仕事はダンス講師としての自分にプラスになったのだと思った。だから、はじめは自分がもうクラブやステージに立たないことに引け目を感じてスタジオに行っていたけれど、今は堂々とした気持ちで行っている。
「異質なものとの出会い」
これは、高校の時、現代文の教科書に出てきた言葉で、私のすきな言葉だが、まさに、人生とは異質なものとの出会いの連続なのだということを、茂木さんの本を読んで改めて痛感した。




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